離婚するときの1番心配なことは、
子どもをひとりで養って、ひとりで育てられるのかということだと思います。
ワタシも離婚をするとき、不安で仕方ありませんでした。
専業主婦だったので、定職にも就いていなかったし、
独身時代に一人暮らしすらしたことがありませんでした。
そんなワタシでしたが、喧嘩ばかりの生活から早く脱出したい気持ちが強くて、
計画も見通しも立っていない状態で、慌ただしく引っ越ししました。
当時新築のマンションで、割と広い家に住んでいました。
引っ越し先は築40年の狭い一軒家。
子どもたちに絶望感を与えてしまったかもしれません。
ただ、引っ越した時はワタシの気持ちは晴れ晴れ。
これからひとりでこの子たちを守っていくんだとやる気に満ち溢れていました。
思い返すと、子どもたちはその環境を受け入れようと明るく過ごしてくれていました。
公園や買い物に一緒に行ったり、とにかくよく外に出て遊んでいた記憶があります。
3月末に引っ越しをしたので、学校まで一緒に行ってみたり、
すこし遠い幼稚園の下見に、自転車で3人で探検しに行ったこともありました。
毎日が新しい景色で、今思い返してみるとその景色はキラキラ輝いていました。
ワタシが楽しく過ごしていたので、子どもたちが泣いていた記憶はなく、
笑っていた記憶ばかりを思い出します。
前置きが長くなりましたが…
子どもをひとりで養って、ちゃんと子育てできるのか…
結論、できます!
何の能力もないワタシが出来ているので、誰でも必ずできるはずです。
離婚をすすめるわけではないですが、
自分の幸せと子どもたちの幸せを一番に考えて、離婚することを選択するのであれば、
生活はちゃんとできるということを身をもって実感しています。
シングルマザーの必要な生活費
シングルマザーが子どもと暮らしていくための生活費は、
子どもの人数、年齢、進学
で大きく変わってくるかと思います。
うちの場合は子ども2人で、
5歳(年長)と7歳(小学2年)の時にシングルマザーになりました。
その頃の生活費は月20万円くらいです。
おおまかな内訳は
家賃8.5万円、食費・日用品6万円、水道、光熱費2万円、通信費1.5万円、医療、保険料2万円です。
保険料にはかなりばらつきがあると思いますが、
ワタシの場合、国民年金は全額免除申請を出しました。
国民健康保険は、4000円くらいだったと思います。
パートの場合、自分で国民健康保険に加入しますが、
収入がなかったので金額は低かったです。
40歳になると介護保険料も加わり、
収入が上がれば、保険料も上がります。
下の子は保育園に入れたのですが、収入がなかったので無料でした。
シングルマザーになった当時は、その時の生活ばかりに気を取られていたので、
お金をある分だけ全部使っていたのですが、
今思えば、この時が一番支出が少なかったので、
貯金を少しでも多くしていればよかったと後悔しています。
養育費をしっかりともらう
安定した生活を送るうえで仕事も重要ですが、
養育費をしっかりと毎月受け取ることが大切です。
全国ひとり親世帯等調査によると、養育費を受けている人の割合は4割というのが実態のようです。
ワタシは調停離婚をして、養育費などは裁判所で決めてもらいました。
月8万円の養育費を受け取っています。
調停の際は、まず相手方の住まいの管轄する家庭裁判所に申立てをします。
裁判所から申立人と相手方が呼び出されます。
裁判所に出向いても、顔を合わせることはありません。
調停員の方が双方の意見をまとめて、養育費や年金の分配についても話し合いの仲介をしてくれます。
早ければ、3~4か月で終わります。
かかる費用は4~5000円ほどです。
取り決めが終われば、裁判所側で調書を作成してくれます。
調書は判決と同じ効力があるため、養育費がもし支払われなくなれば申立てることができます。
子どもの学費などを確保するためにも、養育費はとても重要なものです。
話し合いが出来なければ、調停離婚することをおすすめします。
シングルマザーが受けられる手当
自治体によって異なりますが、支援制度があるので利用しましょう。
①児童手当
シングルマザーに限らず中学校卒業までの子どもを養育する人が対象となります。
所得制限がありますが、
3歳未満1人当たり1万5000円、3歳以上小学校修了前まで1人当たり1万円、中学生一律1万円です。
②児童扶養手当
母子家庭、父子家庭を対象とした支援制度です。
18歳まで支給されます。
所得によって異なりますが、ワタシがパートで満額もらえていた時は月額5万円程でした。
契約社員になって、所得が上がるとともに支給額が減り、今は月3万円程になっています。
18歳までしかもらえないので、
もし子どもを大学に進学させたければ、
それまでにある程度安定した職に就くことと、
貯金をしておくことを念頭にいれておく必要があります。
③児童育成手当
東京都独自の支援制度です。ひとり親に1人当たり13500円支給されます。
うちは子ども2人なので、月27000円支給されています。
④就学援助
低所得の家庭の子どもに給食費、学用品、宿泊行事などの経費を援助する制度です。
昨年、中学3年生の息子が修学旅行に行ってきました。
中学2年生の始めに費用の6万円を払っていましたが、修学旅行に行った3か月後に6万円が振り込まれました。
学校でかかるお金はほとんど援助してもらえていると思います。
⑤医療費助成制度
医療機関を受診した際に、医療費の助成を受けられる制度です。
所得制限があり、自治体によって異なります。
ワタシの場合、最初の3~4年ほどは無料で受けられました。
一度健康診断で胃のバリウムをしたときに、影があるといわれ、
再検査で胃カメラ、ついでに大腸の内視鏡検査もしました。
それもすべて無料で受けられました。
契約社員になってからは、1割負担となっています。
自己負担額が抑えられるため、民間の医療保険は加入する必要がなく、
その分節約することができます。
ワタシも民間保険に入っていましたが解約し、固定費が削減できました。
⑥チャレンジ支援制度
高校受験、大学受験の際に利用することが出来る貸付制度です。
今年、息子の高校受験でこの制度を利用するため、申請中です。
塾代20万円と、受験料27400円を貸してもらえます。
もし高校進学が決まれば返済免除になるため、実質支援して頂けるというありがたい制度です。
またその他にも自治体独自の制度もあるので、ご自身の住まいの支援制度を調べてみてくださいね。
これからの課題
子どもが小さい頃に離婚する場合、養育費と自治体の支援が支えとなって、
仕事はパートから始めても、生活できます。
ワタシは7年経った今も、契約社員にはなったものの手取り15万円の低所得ですが、
子どもたちを塾や習い事にも通わせることが出来ているし、
貯金も少しづつ貯まっています。
中学高校までは安定した生活ができると思います。
子どもたちが18歳すぎて一番お金のかかる大学生になるころに支援制度がなくなるので、
それまでに収入を増やし、貯金を蓄えておきたいです。
しかしこれはシングルマザーに限らず、
生活をするうえでは、誰でも同じですね。
子どもたちが大きくなって、手がかからなくなってきたので、
自分のやるべきことをやっていこうと思います。
まとめ!
シングルマザー7年目、低所得のことりですが、楽しくシンママライフしてます!
ワタシが楽しければ、子どもたちも楽しいはずなので、これからも突き進んでいこうと思います!
コメント